退職するか悩んでいる君へ贈る(仕事の行きづまり)
はじめに
仕事で失敗したり、頑張ったけどどうしてもできないという事は残念ながら起こるものです。そういう時に、強い責任を感じたり、自分を責めたりし、会社を退職するかどうかを迷ったりするものです。今日はそんな時にピッタリな一節を送ります。
仕事の行き詰まり
「仕事に行きづまり形勢がきわまった人は、その初心の如何を検討すべきである」菜根譚 吉田公平 タチバナ教養文庫
吉田 公平,洪 自誠 たちばな出版 1996-08 売り上げランキング : 216443
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ぶん流解説
ちょっと難しい哲学的な質問かもしれませんが「あなたは何のためにその仕事を選んだのでしょうか」何となく選んだと答える人もいるかもしれません。ですが、今まで辞めないで頑張ってきたのには理由があるはずです。「お客様と接する」、「商品が好き」、「物を作るのが好き」、「家族を幸せに」など、色んな人それぞれの何のためにが眠っているはずです。
初心の如何とは、そういう今の仕事に対しての何かを考える事だと考えます。そのあなたの中の大事な何かは、今の会社でないとできない事でしょうか?それとも今の会社ではできなくなった事でしょうか?そうやってその大事な事を基準に退職について考えていくのです。そういう尺度というか軸ができると、人間は力強く決断できるものです。
おわりに
私も、前職では強い価値観をもって仕事をしていました。おそらくその価値観はその会社でないと達成できない事でした。ですから、転職した今もその価値観を思い出しては、後悔と悩みを抱く事があります。ですが、本当に大事な事は違いました。私の仕事をする理由、大事な事は家族を含めたくさんの私に関わる人を仕事を通して少しでも幸せに、笑顔にしていく事です。それは、残念ながら前職では難しいという境遇になりました。結果として自分の大事な事を実現するために、退職を選んだのでした。ですが、退職後も上手くいかない事は多くあります。そういう時に、私は何のために仕事をしているのかを初心は何かを思い出すのです。ここまで読んでいただきありがとうございました。