転職を繰り返す人 転職シンドローム
目次
転職シンドロームの期間
4月に入り環境が変わった人も多いでしょう。
そして、5月の連休ということで。
新しい環境になじむことが難しくて
思い悩んでいる方も多いはずです。
そんな今の時期に重症になりやすいのが、
「転職シンドローム」です。
なんとなく、毎日つらい。
なんとなく、会社の人間関係が。
なんとなく、疲れた。
そうやって、
毎日、仕事中に少し嫌な事があると、
会社辞めてしまおうかなと、転職
する事を夢みがちです。
そうやって毎日過ごすうちに、
転職したいとは思いながらも、
1年、2年と過ぎていきます。
もし、新卒の時から入社している
会社であれば、いわゆるブラック企業に
務めていたとしても、それが当たり前
なのだから、給料低くても、残業代
出なくても普通だと思うはずです。
ですから、問題があっても、会社辞めようと
思っても、毎日元気に出社できると思います。
そうやって、歳月が過ぎていきます。
いつの間にか、仕事が嫌で転職したいと
思いながらも、当たり前となります。
風向きが変わる30代
10年ぐらい経つと、環境に完全に
慣れてきますし。
・出世のレールがみえてきたなあ。
・結婚もしないといけないし、今の給料では…。
・もっと待遇の良い、キャリアアップを望みたいな。
・もっと新しいことに挑戦したいな。
と、単なる転職しようかなシンドローム
だったのが、自分自身の自己実現に対して
の深刻な問題へと変貌します。
35歳転職限界説というものが、
巷ではささやかれていますし、
30代前半では、今が最後のチャンスなの
ではないかと思い始めます。
特にあこがれの未経験業界への
転職となると30代の今と思うのも
もっともな事です。
また、同窓会などがあると、
大企業で出世して威張ってそうな友達、
趣味で海外にいつも出かける浪費家かセレブかわからない人、
会社を興してなんだか凄そうな人。
そういった、人生をなんだか
楽しんでそうな人達をみて、
なんだか羨ましくなります。
そうやって、最初は「転職しようかな」だったのが、
「転職する」となって巨大な恐竜へと成長します。
それでも、家族の意見や、職場の仲間もいる
ので、決心はなかなか難しいものです。
決心がつく瞬間
そう毎日思い悩んでいると、
潜在意識に到達するのか、
転職の契機になるような
事件が自分の身に起きるものです。
例えば、私の場合は、そう思い悩んで
転職シンドロームが重症な時期に、
会社の業績が悪くなって、
沢山の仲間が、次々と辞めていき、
会社がギスギスする事が起こりました。
そして、キツイ業務がドンと振られ、
ある朝、辞めると自然に思う事ができ
ました。
そういった経験から、
今、悩んでいる人には、その人が必要な
時期が来れば、自然に辞める事になるので、
少し日常に身を置いてみてもいいのかも
しれませんとお伝えしたいと思います。
また、読書など情報収集をして、
自分の働く意味を確かめてみるのが
良いと思います。
働くという事を考えるのにお勧めな本は
本田健さんの
「金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん」という本で、
冴えないゾウさんの住むゾウの村で起こる、
大事件から自分の天職というものをみつける
物語です。
実は今の仕事が天職なのかもしれないなと
考えさせられるものがあります。
悩み苦しむよりも、今の流れに身を寄せて
流れによって退職し、転職するという
事も大事です。
もちろん、経験から言えば、
その当時は死ぬほど辛い状況での
決断だったのですが。
でも、今考えても、自然な
極当たり前のような、
退職の仕方だったなと思います。
そういった感じで辞めたものですから、
不思議なことに、一切後悔がないのです。
まとめ
「自然な流れをまちましょう。」
「よく情報を取り天職とは何かを
考えてみましょう」と書きましたが、
悩んでいる方には、
もっと楽な気持ちになって
もらいたいものだと思います。
大事なのは、無理に今の会社に
留まったり、無理に退職しようと
思わない事です。
そうしなくても、今の会社に天職が
ある方は、今の会社に残るし、他の
所に天職があるかたは、そちらに
行きます。
ですが、無理にやろうとすると、
物凄い苦しみが返ってくるし、
後悔も残る事になるかと思います。
20代なら、我武者羅でもいいでしょう
でも、30代であれば、流れをつかんで
上手に乗っていくことも重要です。