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カウンセラー、鬱病で、転職回数6回、育児真っ最中のぶん流のみんな元気なるためのひとりごとブログです。

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転職失敗、転職すると、一番下から出発という悪夢❗

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転職後一番困ったこと

私は何回か転職をしましたが、一番困った事は、会社の中の地位が一番下から出発しなければならないという事でした。

考えてみれば当たり前ですが、プライドが高く、転職=キャリアアップという転職サイトの宣伝文句を強く信じて転職を決意した私としては、ひどく落胆する出来事でした。

転職がキャリアアップに最初からなる人はヘッドハンティングや役職付き(部長職採用など)で採用された人達だけです。

それでも、日本の慣習上はよそ者という扱いです。

だから、一部の恵まれた人を除き、ほとんどの転職者は、お寺の修行層のように、入社当初は下積みから入らなければいけないのです。

転職しようとする人は、自分は簡単に次の会社でも活躍できると考えているかと思いますが、そこには、非常に高い壁が存在します。

本日は、転職後の苦労について実体験から書いてみたいと思います。

日本社会

まず、マクロな観点からみてみます。

以前に比べれば、日本社会も転職市場の規模が大きくなり、会社側も積極的に中途採用を受け入れるようになってきています。

転職サイトをみれば需要の大きさは明らかです。

しかし、日本では、前述のように、中途=即戦力というのはまずなく、下積みからの出発となります。

それに、大量の未経験の煩雑な仕事が待っています。

一方、アメリカでは職務定義書が決まっており、その決められた職務をやるという契約が決まっており、入社後即活躍できる環境がきちんと整っています。

(アメリカばかり例に挙げるのもなんだかなとは思いますが・・・)

ですが、日本の会社は違います。

たとえ、総務枠での採用だったとしても、通常の総務業務を超えて、その会社独自の仕事が存在します。

例えば、飲み会の幹事業務、個人情報保護業務など、その会社の成長過程で独人の業務がどんどん付加されていきます。

だから、中途で入社したとしても、既存の従業員側からすれば、全く使い物にならない人が入社したことになります。

中途入社した側も、自分の経験が全く活かせず、新人社員としてペコペコしないといけない状態になります。

それに、日本の会社はムラ意識もまだまだあります。

簡単に、新しく来た人を受け入れる度量はありません。

1年2年と下積みを積む中で、周りの信頼ができてはじめて、まともな仕事を任されることになります。

これが非常に辛い!!

※私の個人的な感想です。

社員の意識

受け入れる社員は、先述のように、ウェルカムモードで受け入れてはくれません。

自分の組織のルールに合わないなら、やめてしまえぐらいの態度で接してきます。

本当は、すぐ辞められたら採用コストや教育コストも無駄になるのですが、ムラ社会意識が強い日本では、中途入社を懐疑的な目でみて、最初こそは歓迎会などで、歓迎ムードになりますが、実際はまるで集団イジメのように、無知な中途入社社員を扱います。

実際私も、転職を経験する前は、同じ会社に勤めていましたので、

また中途社員が入社しやがった、うちのルールも知らない、使えない社員が来たな。

面倒だなあ、誰が世話するんだ。

また、うちのルールに耐えられずに直ぐ根をあげて辞めるだろう。

と思っていました。

(今となっては、もっと中途社員に優しく接すればよかったなあと思います、そういう態度をとる既存の社員に遭遇するとどれほど中途社員は辛いか・・・)

そういう風に、既存の従業員の受け入れ環境はほとんどできていないと思います。

これは各会社で微妙に違うとは思いますが、少なくとも私が経験した何社は、全部中途入社の社員に対しては冷淡な態度をとっていたかと思います。

こいつ使える奴なのか?

そういう冷たい目でみられました、耐えがたい屈辱でした。

入社後の高いストレス

中途入社社員は経験もあり、人間関係の調整の術も心得ているかと思いますが、上記のような社員の態度に接し、今まで感じたことのない高いプレッシャーを経験することになります。

新卒で会社に入る時は、大体は歓迎されます。

どの会社にも染まっておらず、自分の会社のルールに染められますし、なんだかんだで若い社員が入るのはうれしいからです。

しかし、やはり中途入社はなかなか歓迎されません。

若い社員の中に、突然おっさんが入ってきても困るものですし、そいつが使えないならなおさらです。

だから、こちらが何も知らずに丁寧に頭を下げていると、既存社員から様々な暴言を受けます。

〇〇さんそんな事も知らないの?

〇〇さん、それはうちの会社のやり方じゃないですよ?

もうすべてが悪意にしか聞こえなくなります。

転職をするとそういう今までに感じたことのない部類のプレッシャーと高いストレスを感じることになります。

よく中途入社の社員は前の会社と比較して、既存社員から煙たがられますが、そうしたくなるぐらいの扱いを受け、必死に自分を防御しているから、批判が出てくるのです。

そうでなければ、この村八分で、認められない状態を耐える事はできません。

そして、それを抜けるには、愚直に仕事を丁寧に仕上げ、周りから、仕事ができると認められるしかありません。

それには残念ながら、1年、2年ほどかかると思います。

もし、スペシャルな技術を持っているなら、その分野でなんとか地位を確立できますが、日本の会社はそれでも沢山の標準化されていない仕事を抱えるため、ある分野でスペシャルでも、全体的には使えない人間のレッテルを貼られることになります。

新しい人を尊重する

会社や既存社員も、本来はわかっているのだと思います。

自分の会社が成長していくには、新しい人を受け入れないといけないことを。

中途入社に社員を尊重しないといけないことを。

しかし、現実には反対の対応をしています。

こういう会社は中途採用を何十人と辞めさせていく事になりますから、そういう行動を反省し、どうやったら自分の会社に留まって能力を発揮してもらえるかを必死で考えていかなければなりません。

村八分的な態度は、日本の文化に根差していますが、そういうものを取り払わない限りは新しい人が入り会社がより一層発展するという好循環は生まれないのです。

成長を持続できる会社は、今の時代は、新しい人材を受け入れる度量がある会社しかありません。

それでも転職したいか?

私が直面した、現実を書いてみました。

それでも転職したいでしょうか?

それで足がすくむ人は一生同じ会社にしがみついた方がいいかもしれません。

どんな理由であれ、会社を辞め転職することになった際は、上記のような現実があるという覚悟をもつべきです。

そうでなければ耐えられません。

人生とは時には理不尽なものです。

中には退職理由がリストラというのもあるかもしれません、ですが、新しく転職先が決まって入社する際には、上記のような目に合うという覚悟を持っておくべきです。

少なくとも1,2年、イヤ、3年は下積み期間として耐えなければなりません。

もはや一種のイジメですが、耐えなければなりません。

耐えるコツ

私自身ももう何回も会社を辞めようと思ったり、会社を休みたいと思ったのですが、

入社後の苦痛に耐えるにはコツがあります。

①プライドを捨てる。

②評価を捨てる。

恐らくこの2つが肝要です。

今までの経験とかは使い物にならないと思ってください。

そして、相手が若い社員でも先生と呼ぶような気持ちで一から教えを乞います。

プライドは邪魔なのです。

前の会社で部長だった、〇〇のスペシャリストだったとか、そういうのは捨てましょう。

会社というムラに承認された後に、いくらでもその時のスキルや経験は活かせます。

しかし、その能力が活かされるのは、今の会社の文化に染まり、仕事を覚えた更に後です。

だから、プライドは捨てます。

次に、評価を捨てましょう。

直ぐ結果を出さなきゃと思っても、仕事もわからないし、人間関係もできておらず、誰もあなたに協力してくれる人間はいませんから、入社後直ぐに結果は出せません。

まずは、評価という意識を捨てます。

もちろん、評価が下がって給料が下がることも飲み込んでください。

そうするとずいぶん楽になります。

正直、あまりにも仕事のやり方も違うわけなので、評価が下がるのは当たり前です。

まわりは、やっぱりこの中途社員は使えなかったと批評するかもしれませんが、評価を捨てれば耐えられます。

私も、評価にこだわるのをやめようと、ある日ふと気づいた瞬間からものすごく楽になりましたし、わからないことも周りに素直に聞けるようになっていったものです。

やはり、郷に入れば郷に従うしかないのです。

おわりに

私自身は転職後の下積みの最中で、随分経ちましたが、まだまだ一番下の地位で、下っ端の扱いの最中です。

でも、プライドや評価を捨て、開き直ってからは、少しずつ仕事も上手くいっているような気がします。

同じ境遇の皆さんは、めげずに頑張っていきましょう。

それを受け入れる側の人がいれば、そういう中途入社の人達の辛さをわかってあげたうえで接していだだけるとありがたいです。

今の世の中、転職して中途入社組になるのは、次はあたたの版かもというのは十分あり得るのですから。

あと、数十年ぐらいしたら、日本も人材流動が更にまして、今よりも中途入社の社員の受け入れ環境も良くなるのだと思いますが、今はこういう現状なので、現実を受けれて頑張るしかありません。

転職するかどうか迷っている人は、こういう現実を受け止めて、覚悟して望んでください。

自分が決めた道はすべて正しいのです。

正しくするしかないのですよ。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

www.bunselfrealization.com

 

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